肩こりの人が積極的に摂るべき食べ物は?

肩こりの人が積極的に摂るべき食べ物は?

慢性的な肩こりになると、マッサージや体操だけではなかなか解消しないものです。
体全体の不調が原因で起きている肩こりには、栄養のある食品を摂って血行を良くすることで回復につながります。

ストレス社会で不足しがちな栄養素と、積極的に摂るべき食べ物をまとめました。

■ビタミンB群

多く含む食品・・・豚肉、魚貝、うなぎ、豆、玄米、チーズ、牛乳、緑黄色野菜など

菓子パンやインスタント食品で食事をすませている方は要注意です。
こうした食事で特に不足しがちなのがビタミンB群(ビタミンB1、B12、B6など)です。

主に動物性食品に含まれ、エネルギーをつくるのに欠かせない大切な栄養素です。
普通の食生活をしている限り不足しませんが、現代社会では潜在的に欠乏している人が多いと言われています。
不足するといつも疲労感や倦怠感があり、すぐにイライラしてしまいます。慢性的なストレスは肩こりの症状を悪化させる原因にもなります。
次のような人はビタミンB群が欠乏しやすいので、食習慣を見直しましょう。

(1) 精製された砂糖や白い米、パンなどをよく食べる人
(2) アルコールを過剰に摂取している人
(3) 冷凍食品、コンビニなどの加工食品、外食の多い人
(4) 風邪など体調を崩しやすく、抗生物質を長期間飲んでいる人

(1)(2)を過剰に摂取しているとビタミンB群を多量に消費してしまいます。
ストレスや過食、加齢などによっても消費量は増えます。
(3)のような食事が多い人は、残念ながら食事からビタミンB群はほとんど摂取できていない可能性があります。
加工食品は便利なのでつい多用しがちですが、加工の段階でビタミンB群は失われてしまうので、なるべく手作りの食事をするようにしましょう。
(4)抗生物質は腸内の細菌バランスを乱し、腸内で合成されるビタミンB6 などが十分生成されません。
体調を崩しやすい人は生活習慣を見直し、なるべく抗生物質に頼らない身体をつくりましょう。

■ビタミンE、C

ビタミンEを含む食品・・・ナッツ類、うなぎ、植物油、ごま、アボガドなど
ビタミンCを含む食品・・・レモン、グレープフルーツなどの柑橘類、ブロッコリーなど

ビタミンEは血行を良くする働きがあり、不足すると肩こりだけでなく、頭痛、腰痛、冷えの原因にもなります。
油と一緒にとると吸収されやすい特徴があります。

また、美肌効果のあるビタミンCは疲労回復にも効果的です。
一度にたくさん摂っても吸収されずに排出されてしまうので、少しずつ食事の中に取り入れましょう。

■マグネシウム、カルシウム

マグネシウム、カルシウム

マグネシウムを含む食品・・・魚介類、大豆、ナッツ類、海草など
カルシウムを含む食品・・・牛乳・乳製品、魚介類、大豆製品、ナッツ類など

筋肉や神経の働きを助け、身体を支える丈夫な骨をつくる栄養素です。
マグネシウムとカルシウムは密接に関係しあっていて、マグネシウムが足りなくなると、カルシウムの値も一緒に下がります。
精製された白砂糖やパン、アルコールの過剰摂取、ストレスによって足りなくなることがあります。
スナック菓子や加工食品に含まれる過剰なリンは、カルシウムを排出してしまうので、取りすぎないよう気をつけましょう。

こうした栄養素をしっかり摂るには、なるべく食事を手作りすることが大切です。
手作りといっても、出汁をとるところから始める必要はありません。
お豆腐とわかめの味噌汁、納豆、ご飯、梅干、豚肉入りの野菜炒め、こうした食事で十分です。
仕事で忙しい人ほど、一日一回はまともな食事を取り、疲れを溜めないことが大切です。
身体の内側から肩こりを緩和させる食生活を心がけましょう。

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