放置するとどうなるの?膝から音が鳴る原因と対策方法

放置するとどうなるの?膝から音が鳴る原因と対策方法

膝は立ち上がったり歩いたりする時に欠かせない、日常の動作を支えている大切な部分です。
膝を曲げたり伸ばしたりする時に、膝から音が鳴ることにお悩みの方がいます。

膝から音が鳴るのにはいくつかの原因があるため、それぞれの原因に合わせた対策をとると良いでしょう。
膝から音が鳴る原因と対策方法についてご紹介します。

膝から音が鳴る原因とは

・身体の歪みが原因となって膝関節がゆるんでいる
膝を動かす際に「パキポキ」という音とともに痛みがあったりなかったりする場合、身体の歪みが原因で膝関節がゆるんでいる可能性があります。
姿勢の悪さや不自然な姿勢で長時間座り続けると骨格に歪みが生じます。骨格の歪みは膝に負担をかけ、膝関節がゆるんでしまう一因です。
膝関節がゆるむと関節同士が擦れあって膝から音が鳴るようになり、放置すると歪みが身体全体に広がることがあります。

・膝蓋骨(しつがいこつ)の裏側の軟骨が擦り減り変形している
膝蓋骨とは膝のお皿のことです。
膝を動かす際に「ゴリゴリ」という音がするとともに痛みが生じる場合、膝蓋骨の裏側にある軟骨が擦り減り変形している可能性があります。

膝蓋骨は膝の上に位置する大腿骨と擦れながら動いていますが、加齢や激しい運動などによって膝蓋骨と大腿骨(太ももの骨)の間の軟骨が変形することがあります。
すると膝から音が鳴るようになり、放置するとますます軟骨が擦り減っていき痛みが激しくなりかねません。

・膝蓋骨と大腿骨(だいたいこつ)の間の膜に炎症が生じている
大腿骨は太ももの骨です。
膝を動かす際に「コキッコキッ」という音がするとともに、ひっかかりを感じたり痛みが生じたりする場合、膝蓋骨と大腿骨の間のタナと呼ばれる膜に炎症が生じている可能性があります。
激しい運動によって膝を酷使すると大腿骨のでっぱった部分と膜が擦れ合うことで炎症が生じて、膝から音が鳴るようになります。

放置すると、安静にしている時でも痛みが生じるようになるので注意が必要です。

膝から音が鳴る時の改善・対策方法とは?

・身体の歪みが原因となって膝関節がゆるんでいる場合
毎日の中で正しい姿勢を保つことを心がけながら、椅子に座って作業をする時なども適度に休憩をとって同じ姿勢を長時間続けることは控えましょう。
また、人によって身体に歪みが生じている部分に違いがあるので、整体などを通して身体を本来の状態に整える対策をとると良いかもしれません。
強い痛みが生じている場合には、医療機関での検査を通して適切な治療をすると安心です。

・膝蓋骨(膝のお皿)の裏側の軟骨が擦り減り変形している場合
食事を通して必用な栄養を十分にとり、軟骨をサポートすることが大切です。
軟骨を構成する成分にはカニ・エビ・フカヒレなどに含まれるグルコサミン、ウナギ・納豆・山芋などに含まれるコンドロイチンなどがあります。
これらの成分を含む食べ物を食事に取り入れると良いでしょう。
その上で、軽い運動を取り入れて足の筋力をつけるようにします。
医療機関では軟骨の変形の度合いによって保存的療法が用いられるので、痛みが気になるようでしたら診療を受けることが大事です。

・膝蓋骨(膝のお皿)と大腿骨(太ももの骨)の間の膜に炎症が生じている場合
医療機関を通して、適切な治療をすることが大切です。検査を通して炎症の状態を確認した後、炎症を抑えるための外用薬や内服薬が処方されます。
炎症の度合いによっては安静を保つ必要があるので膝に負担がかかる運動などは控えましょう。

膝から音が鳴るのは警告のサイン

膝から音が鳴るのは警告のサイン

膝から鳴る音は、膝にまつわる症状を発見する大切なサインです。
「膝が少し鳴るだけだから」、「少し痛みが走るだけ」とそのまま放置しておくと痛みが激しくなり治療が必要になります。

毎日の中で必要な対策をとりながらも、痛みが生じていたり症状が改善されなかったりする場合には、早めに医療機関を受診することをおすすめします。

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