もっと悪くなるかも! 腰痛時にやってはいけないNG対処法

もっと悪くなるかも! 腰痛時にやってはいけないNG対処法

「辛い腰痛を少しでも早く治したい!」と考えている方も多いかと思います。
患部の痛みを軽減させるためには冷やしたほうが良いのか、それとも温めたほうがいいのか迷うこともあるでしょう。

対処方法を間違えてしまうと、腰痛を余計に悪化させてしまうこともあります。
そこで今回は腰痛の時にやってしまいがちな「NG対処法」についてご紹介します。

原因を把握しないまま患部を温める

腰痛の原因は「骨・筋肉」「神経系」「ストレス」「内臓疾患」とさまざまです。
ですが市販の痛み軽減グッズなどの宣伝のなどから「体の痛みは温めることで血行が促進され、和らげることができる」というイメージがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

もちろん血行が促進されることで和らぐ痛みもありますが、腰痛に関してはあまり効果がない場合があります。
そして患部を温めることで効果がある腰痛の原因は「血行不良による慢性的な痛み」の場合がほとんどなのです。

これ以外のぎっくり腰や坐骨神経痛、椎間板ヘルニアなどの場合は患部で炎症が起きています。
炎症反応が起こると患部は熱を持つため外から熱を与えてしまうと、炎症反応がますます強くなってしまうため要注意です。
炎症の痛みを和らげるには炎症反応を強くする熱を取り去ることが大切。

炎症が起きている場合には、温めるより冷やす方が効果がある場合も少なくありません。

腰痛のタイプを考えないままストレッチを行う

腰痛改善にはストレッチや体操が効果的という考えもあります。
確かにストレッチをすることで腰痛を改善する効果があるケースもありますが、これは筋肉のこりや運動不足による筋力低下などで引き起こされる腰痛に効果があるものだと考えておきましょう。
このようなケース以外の骨や神経に異常がある時に無理な動きをしてしまうと、症状が悪化してしまう恐れがあります。
ストレッチも腰痛のタイプによって行うべきかどうかを判断する必要があります。

後ろに反ると痛いタイプの腰痛の方は、骨や神経にトラブルが生じている可能性が高いので、ストレッチは基本的に控えておいたほうが良いでしょう。
また腰椎や脊柱など骨や神経に何らかの問題を指摘されたことがある方も、ストレッチをすることで悪化させる可能性があります。

マッサージを受ける

マッサージを受ける

誰かにマッサージをしてもらうと気持ち良いものですよね。腰痛が辛くてマッサージを受けたくなることもありますが、これも患部を刺激してしまうので実はNGです。

特に「リラクゼーションを目的としたマッサージ」は無資格でも行えますので、腰痛を悪化させてしまう可能性もあります。
痛みを軽減させるためにマッサージを受けるよりは、医療機関で診察を受けるほうが賢明でしょう。

また筋肉を引っ張る「牽引」も控えておいた方が賢明です。
牽引は筋肉だけでなく神経や骨も同時に引っ張られます。痛みの元が骨や神経の異常である場合、負荷を与えると余計に悪化する可能性もあります。
マッサージや痛む部分を引っ張るような行為は極力控えるようにしましょう。

血行を促進して筋肉をほぐすことで和らぐタイプの腰痛は長時間同じ姿勢を取ることで起こるような、慢性的な痛みの傾向があります。
このような痛みではなく突然痛みだしたり、強い痛みがあるという場合は、まずは安静にしておくことを心がけることが大切です。

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