マッサージは効く? 肩こりとは違う五十肩の正しいケア

マッサージは効く? 肩こりとは違う五十肩の正しいケア

「五十肩」と「肩こり」は、共通して肩周辺に違和感や痛みが生じるものです。
これにより五十肩を肩こりの一種だと思っている方も多いのではないでしょうか?

これらの大きな違いは、肩こりは「筋肉の凝り」が痛みの原因であるのに対して、五十肩は「肩関節周辺の炎症」が原因であることです。
五十肩は炎症による疾患のひとつですが、肩こりと同じようにマッサージなどのケアをしても良いのでしょうか。
ここでは、五十肩の正しい対処法についてご紹介します。

五十肩になると発生する症状とは?

肩関節周辺は腕を広範囲に動かすための筋や腱などが集まっているため、非常に複雑な構造となっています。
五十肩は一般的なの肩こりと違って、肩の筋肉の凝りが痛みの原因となっているわけではなく、肩関節周辺の炎症が痛みの原因です。

五十肩になると突然肩から腕にかけて激痛が走ったり、腕が思うように動かせなくなるというような症状が出ます。
症状もさまざまで、突然痛みが走った後に症状が続くこともあれば、じわじわと症状が現われる場合もあります。

深刻なものになると、腕を思うように動かせないことから、衣服の着脱が困難になるなど日常生活に支障をきたす場合もあります。

五十肩の症状をマッサージで緩和することはできるのか?

五十肩になることで、炎症が生じている箇所の血流が悪くなったり、筋肉の凝りが生じることもあります。
しかし一般的な肩こりとは違って、痛みの原因が関節周辺の炎症であることから、マッサージのやり方によっては、炎症している箇所に刺激を与えてしまうのです。

五十肩によって肩や腕に痛みが生じている場合にはマッサージは控えて、適切な治療をするためにも、専門医に相談してみましょう。

五十肩を適切にケアするにはどうしたら良いか?

五十肩を適切にケアするにはどうしたら良いか?

五十肩は肩関節周辺に炎症が生じている状態なので、痛みが強い時や腕が思うように動かせない場合は、速やかに医療機関で受診をすることが大切です。

五十肩には痛みが広がる急性期と、痛みは治まっても、腕を思うように動かせない慢性期などの時期があります。
急性期は痛みが強く安静にする必要がある時期なので、治療のひとつとして医療機関で炎症を抑える薬が処方されることがあります。
慢性期は痛みが治まり症状が落ち着く時期なので、患部を温めたり、腕を動かすリハビリなどの治療を行います。

五十肩は、普通の肩こりとは異なる疾患のひとつなので、症状を放置しておくと悪化してしまうことがあります。
また肩こりと間違えやすいため、マッサージなどの治療を行う方もいらっしゃいますが、傷みがあまりにも強い場合には気をつけるべきでしょう。

自己判断せずに専門医を通して適切な治療をすることが大切です。

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