階段の昇り降りで膝に痛みが出る原因と、痛みの対処法

階段の昇り降りで膝に痛みが出る原因と、痛みの対処法

膝は元々体の中でも負荷が大きな部分であるため、階段の昇り降り程度でも痛みにつながる可能性があります。
痛みを放置してしまうとより症状が悪化してしまうこともあり注意が必要です。

今回は階段の昇り降りでなぜ痛みが現れるのか、その理由や膝を守る対策方法などについて紹介していきます。

階段の昇り降りで膝が痛む理由

普通に歩いているだけでもかなりの負荷がかかる「膝」ですが、階段のような段差のある場所を昇り降りする際には、体重の4倍もの重さが膝への負担になっています。
そのため加齢に伴い膝の軟骨が薄くなると負荷に耐えるのが難しくなり、痛みが起こってしまうことも。

膝の軟骨が減ってしまうのは「変形性膝関節症」の初期症状でもあり、放置し悪化すると膝の半月板が壊れ「半月板損傷」につながってしまう可能性もあります。
膝の痛みや引っかかりなどの違和感を覚えた場合には、なるべく早い段階で対策を講じていきましょう。

また膝の痛みは加齢だけでなく、肥満体型や運動不足による筋力の低下、膝関節のねじれなどに伴い起こることもあります。
痛みのために動かさないでいると更に筋力が無くなり症状が悪化することも多いため、治療を行うと同時に自宅でもケアをしていく必要があります。

自宅でできる対処方法

自宅でできる対処方法

1.体重を減らす
階段の昇り降り時など膝には体重の4倍もの負荷がかかるため、体重が重いとその分だけ膝にかかる負担も大きくなってしまいます。
そのため体重が増えた方や肥満体型の方は、体重を減らすことで膝への負担を軽減していくことも大切です。
体重の減量に成功しただけで膝の痛みが解消されるケースも多いので、気になる方はまずダイエットなどを行って膝への負担を軽減していきましょう。

2.運動をする
運動不足による関節周りの筋力の低下も、膝を痛める大きな原因のひとつ。
なるべく適度な運動を取り入れ、筋力を増やしていくケアも必要になります。
膝が痛くなるほどの運動は返って逆効果ですが、自宅内でもなるべくこまめに体を動かし筋肉量を維持するよう心がけましょう。
運動で筋力が増えれば膝の老化を予防することができますし、代謝が上がることによりダイエット効果もアップするため、一石二鳥の膝痛解消効果が期待できます。

3.靴に中敷きを付ける
柔らかく厚めの中敷きは、歩いたり、階段の昇り降りの際の膝へかかる衝撃を緩和してくれる効果があります。
扁平足で土踏まずのない方は、土踏まずがある靴の中敷きを使用するのがオススメ。
中敷きにより膝への刺激を緩和し膝のねじれや歪みをケアしていけば、膝の痛みを効果的に軽減していくことができます。

体重を支える「膝」はとても重要な部分。治療を行いながら毎日の生活習慣などに気を使って、しっかりケアを行っていくことが非常に大切です。
毎日の中に運動や減量・靴の中敷きなどの対策方法を取り入れ、膝を老化と痛みから守っていきましょう。

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